Little Axeによる2作品が〈On-U Sound〉より 初のヴァイナル・リリース!Adrian Sherwoodによる時空を超えた音響デザインとSkip Mcdonaldの燻銀なギター・プレイがブルージーに響き渡るブルース・ダブの名作。
2002年にリリースされたリトル・アックスのアルバムが、初のヴァイナル化!リトル・アックスはギタリスト、スキップ・マクドナルドのブルースを色濃く反映したオルターエゴであり、彼はシュガーヒル・ギャングのバックバンドとしての活躍やタックヘッドのメンバーとして知られるほか、〈On-U Sound〉の膨大なカタログにおけるアレンジも数多く手がけてきた。
夢のようで朧げな暗号めいたアルバムで、聴き手の時間や空間の感覚をゆっくりと、そして怠惰に覆い尽くしていく。シンガーの歌声の断片が霧の中から幽霊のように漂い出ては再び霧へと戻り、緩やかで官能的かつ蒸気の立ち込めるリズムに絡みつく。マクドナルドの圧倒的で控えめなギタープレイを包み込む、その誘惑的なミックスはうねりながら忍び寄る。これはデルタ・ブルース聖典の沼地の奥底から響いてくるかのようで、エイドリアン・シャーウッドによるスモーキーでダブアウトされたエフェクト、ループ、エコーチェンバーが全編に散りばめられている。時空を超えた音でありながら、この場所以外にない必然を感じさせるのだ。 - Thom Jurek, All Music
本作はもともと米国〈Fat Possum Records〉からリリースされた作品で、今回ヴァイナル用にエイドリアン・シャーウッドがエディットを手がけ、ザ・カーヴァリー(The Carvery) の フランク・メリット(Frank Merritt)がリカットを手がけた。
A1. Dark As The Night, Cold As The Ground
A2. Blues Story II
A3. Run Here Boy
A4. All Night Party
A5. Midnight Dream
B1. Long Way To Go
B2. Walk Right Shoes
B3. Down To The Valley
B4. Tight Like That
B5. Seek The Truth